瑞応寺の本堂についてご紹介します。/真言宗瑞応寺

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本堂

瑞応寺本堂

瑞応寺の本堂は鉄筋コンクリート造りですが、その造詣は他の寺院の本堂とはかなり趣が異なります。これは中島剣山住職が様々な寺院建築やイスラム建築などからもヒントを得て、独自のセンスで設計した独創的な建物で他には類がありません。基本的には水辺に浮かんで見える『浮見堂』の様式を模しており、本堂の周りには水路がめぐらされて、清らかな水の流れが心地よいせせらぎの音を響かせています。

瑞応寺本堂写真
本堂自体は高床式になっていて、周囲に回廊がめぐらされています。南側に面した本堂の正面には石段を登って上がるようになっていますが、この回廊と石段には組高欄(手すり)が取り付けられています。これは落下防止の安全とともに、高齢者や身体の不自由な皆様が少しでも利用しやすいようにという配慮でもあります。

この正面には観音開きの入口があり、そこには瑞応寺の創建に功績があった千葉氏所縁の寺紋『月星の紋』がはめ込まれています。この月星の紋は、本堂の東・西の扉にもはめ込まれているほか、正面を飾る紫の幕にも染められています。

本堂の壁は連子格子になっていますが、これは校倉造りの様式を縦にしたような趣があります。さらに東・北・西の連子は「青・黄・赤・白・黒」の五色に塗り分けられていますが、これは仏教で説かれる「五大」を表しています。仏教では万物は「地・水・火・風・空」によって成り立っていると説き、これを「五大」と称して「地=黒」「水=白」「火=赤」「風=黄」「空=青」で表します。また「五大」は、人間の身体では「地=肉」「水=血液」「火=体温」「風=呼吸」「空=それらを統合するもの」に当たるとされています。

本堂の屋根は単層銅版葺きです。一軒疎垂木の末端は白く塗られて、四隅には風鐸が吊るされています。屋根の中央には通常は「如意宝珠」が置かれますが、この本堂では「如意宝珠」に代わって「五匹の犬」が祀られているのが特徴で、これは真言宗の開祖・弘法大師空海の伝承に由来しています。弘法大師が嵯峨天皇の命を受けて高野山に金剛峯寺を建立しようとした時、高野山の山奥で道に迷ってしまいました。その時、黒・白二匹の犬を連れた老翁(化神)が現れ、その導きによって無事に目的地にたどり着き、目的を果たしたと言われています。犬が五匹になっているのは、「五大」の五を表すものです。

本堂の天井は格天井になっており、梵字の「ア」をデザインした模様で飾られています。さらに天井の四隅には灯が吊るされています。また本堂の中の壁面には、寺宝であり歴史的にも価値ある文化財でもある『板碑』が保管されています。

 

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